1312人が本棚に入れています
本棚に追加
「それで質問は?」
「凛は創司くんと知り合い?」
「そんな訳無いじゃない…」
私はわざとらしく、ため息を付きながら言ってやった
「だったらどうしてそこまで仲が良いの?」
「何よ、私が創司くんと仲良くしちゃいけないわけ?」
「そうじゃなくて、今までの凛とは明らかに違うから…」
(なるほど、創司への接し方は明らかに違うから疑われても仕方ないか)
「屋敷の執事と雰囲気が似てるから自然と仲良くなったのよ」
「屋敷の執事って凛の専属執事?」
「そうそう、その執事」
我ながら変な嘘を吐いてしまったが
「なるほど、それなら納得」
ぼたんはあっさり信じ込んだ
「ぼたんが単純で助かった…」
「今、さり気なく酷いこと言わなかった?」
「言ってない言ってない、ほらほら!!さっさと戻るわよ」
ぼたんを引っ張りながら創司の居る場所に戻った
最初のコメントを投稿しよう!