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「私としても理事長の為に学園に転入したわけではありませんし…」 私はお嬢様の為に学園に転入したつもりである、実際どう思われているかは分からないが 「まあ、それは分かってるけど…困ったわね」 お嬢様は悩みだしてしまった 「創司、お願い…最初で最後で良いから大会に参加して」 こう言われてしまえば断れるはずも無い、無論断るつもりも無いが 「かしこまりました、大会に参加させていただきます」 「ごめんね創司、無理矢理参加させたみたいで…」 「いえ、お嬢様の頼みですから」 創司はそう言いながら笑顔を向けてくれた 創司は私の頼みなら嫌な顔一つせず何でも聞いてくれるが、それが創司の良いところでも悪いところでもある (そういえば、前にこんな事があったっけ)
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