大会開催 前置き編

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「とりあえず、凛さんの所に行きませんか?」 「そうだね、凛も大変だろうし」 (お嬢様の事ですから大丈夫だとは思いますが…) お嬢様がどこに居るか分からなかったが、あっさり見つかった 「ここだけ人一倍騒がしいですね」 「多分、ここに張本人が居るからだと思う…」 人混みをかき分けて奥に進んでいくとお嬢様が誰かと話していた 「やっと参加してくれたんだね、紅条院くん」 「参加はするとは言ったけど…」 (はぁ…面倒くさい、こういった勘違い男は大嫌いなのに) 「別に君のサポートとして参加するつもりじゃないし…」 「えっ…?」 どうやら自分のサポートとして参加してくれると勘違いしていたらしい…実におめでたい頭をしている (はぁ、創司はどこ行っちゃったのよ…) と思っていたら創司が居ることに気が付いた 「あっ、居たいた」 なにやら、お嬢様が私に向かって手招きをしている
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