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「こんなヤツに用事があるなんて紅条院くんも物好きだね」
(あわわわわ、お嬢様の機嫌が…)
創司をこんなヤツ呼ばわりされたので私は怒り心頭だが、創司が心配そうな顔で私を見ているので何とか我慢する事が出来た
「こんなヤツとは心外ね、私は創司くんと一緒に大会に参加するのに」
「えっ…?今…なんて…」
すると相手の顔色がみるみる悪くなっていく
「聞こえなかったのならもう一度言ってあげる、私は隣に居る創司くんのサポートとして参加するから」
私は敢えてもう一度言ってやった、相手もショックを受けているようなのでしてやったりだ
「えっ?サポート?凛さんが?」
ちなみに張本人の創司はイマイチ理解できて無いみたいだけど…
「そうよ、創司くんのサポートとして参加からよろしくね」
そう言いながらお嬢様は笑顔で私に手を差し出してきた
「えっ…あっ、はい、こちらこそ宜しくお願いします」
自然とお嬢様の手を握っていた
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