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「創………創司!!」
「えっ?」
「ちょっと大丈夫?」
「あ、あれ?」
辺りを見回してみたが人だかりが無くなっていて隣にはお嬢様しか居なかった
「何度呼んでも返事が無かったんだけど…」
「申し訳ありませんでした、ちょっとボーっとしてしまって…」
「創司がボーっとするなんて珍しいわね…もしかして熱でもあるんじゃないの?」
お嬢様は不意に私の額に手を当ててきた
「お、お嬢様?」
「うん、熱は無いみたいね」
お嬢様の手が額に触れてヒンヤリとして心地良い
などと思っていたらお嬢様の手が額から頬に移動して…
「誰かに聴かれてたらどうするのよ」
頬を抓られてしまった
「いふぁいでふ…」
「我慢しなさい、創司が悪いんだから」
「そ…そふいはれまひても…」
「何を言ってるか分からないけど、口答え禁止」
お嬢様にますます強く抓られてしまった
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