プロローグ

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「ふぅ…………。 もうすぐ新しい学校生活か…………。」 今、俺はこれから生活するアパートの前に立っている。 「明日から新学年だし、何より、転校してから、始めての登校だ。」 俺は二階にある自分の部屋に入る。 「やっぱ、段ボールだらけか…………。 まぁ、家具はちゃんと設置してあるし、それぐらいは自分でやるか。」 そう言って、段ボールの中身を整理し始める。 中にあった思春期の高校生なら誰でも持っている本をベッドの下に隠す。 別に誰かが入ってくるわけじゃないんだけどね…………。 段ボールをある程度片付け終えると、もう夕方だった…………。 「とりあえず、一眠りして、起きたらまた段ボールの中身を整理しよう…………。 お隣さんへの挨拶は、明日で良いかな…………。」 そう言って、新しく買ったベッドの上に倒れ込み、そのまま意識を手放した…………。
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