番外編その六 勇気の章

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龍一「懐かしいな。これを手にしているとあの頃を思い出す」 オヤジ「黒い二槍を操る者がいる。 手が付けられない。増援をくれ。 味方から泣き付かれるほどの使い手、片桐龍一。 俺にとって貴様は最強の敵だったよ」 だが、とオヤジは続ける。 オヤジ「それは過去の栄光。 今の俺には敵わんよ」 かつて、オヤジは『西側トイレの番人』 龍一は『東側トイレの槍帝』 そう呼ばれ恐れられていた。 東と西に別れて戦っていた当時を知る戦士の一人は、大戦をこう振り返る。 『オヤジは自ら前線に立ち、サンポール片手に奮戦し、 龍一もあの悪魔の槍を握り締めて更なる強さを求め、虎穴(女子トイレ)に入ってビンタされて涙目になっていた。 あの二人はどちらも軍神だったwww』 笑うなと言ってやりたかったが俺もその話を聞いて爆笑していたwww
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