番外編その六 勇気の章

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ガララ ところで、この武道館は意外と音漏れが酷い。 少し騒げば武道館の外に聞こえる。 だから、 先生「何やってんだお前らぁああああああああああああああああああああ!!!!!」 こういう事態が起きてもなんら不思議では無い。 オヤジ「全員撤退しろぉおおおおおおおお!!!!」 皆、予めビニール袋に入れていた靴を持って玄関とは反対方向の非常口に殺到する。 特に推薦入試で合格したヤツらの早さは韋駄天と言っても過言では無かったwwwwww が、しかし、 男子「こっちにもいるぞぉおおおおおおおお!!!!」 数名の男子が非常口から出てすぐに待ち伏せしていた教師に捕まった。 俺は走った。 捕まった男子の中には俺と3年間一緒のクラスのヤツがいた。 このまま、黙っている訳にはいかない…………! バタン、ガチャ 非常口を閉めたwwwwww 『勇気ぃいいいいいいいいいい!!! テメェエエエエエエエエエエエエ!!!!!』 悲痛な叫びが聞こえたのでこう、答えた。 俺「死ぬなよwww」 『お前が死ね――――――あ、すみませんでした先生。え?いや、ちょっ……………職員室は………………ちょ、待って……………!!!』 さらば、友よ。
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