番外編その六 勇気の章

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ポン&オヤジ「「ナイスだ勇気!!」」 武道館の扉を塞いだポンとオヤジ達が親指を立てていた。 俺「状況は?」 オヤジ「ひとまず玄関は鍵を閉めることに成功した」 ポン「ただ、武道館の鍵持って来られたらマズい」 俺「籠城戦か?」 オヤジ「いや、打って出よう」 その言葉に周囲が騒然とした。 教師相手に打って出る!? 下手すりゃ大事になるような大問題だ。 オヤジ「お前らは寂しくないのか?」 オヤジの言葉で皆黙った。 オヤジ「俺達は先生方に世話になった。 そりゃ、クソッタレな先生もいたが、俺達の味方でいてくれた先生もいた」 確かに、俺達を怒ることはあっても見捨てることは無かった。 俺「そうだな。俺達なりに先生方に別れの挨拶と行こうぜ」 お礼参りという訳じゃない。 ただ、最後に、 オヤジ「いつもみたくじゃれあって来ようぜ!!!!」 男子一同「「「「「「おうッ!!!!!」」」」」」 どんちゃん騒ぎするだけだ。
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