番外編その七 拓ぼんの章

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ポン「なるほど、大体分かった」 オヤジはひとまず俺の部屋で寝かせた。 ポン曰く、結構面倒な状況らしい。 俺「で、具体的にはどんな感じなの?」 ポン「オヤジが珍しく自分から心霊関係に首突っ込みに行くと言った。 まず、この時点でおかしい」 聞けば、オヤジには霊が入っていて、それが原因で今回のことに首を突っ込みたくなったらしい。 福田「要するに、小野はその霊のせいで調べたくなったってことか?」 ポン「その通りだ。ただ面倒なのはそのことじゃない」 どういうことだ? ポン「オヤジに憑いてるのは白い影だろうな。 問題はなんでオヤジに憑いて、しかも調べさせようとしたのか」 確かオヤジは、 俺「探してるんじゃないかと思うって言ってたな」 ポン「当たりだろうな。実は、俺も白い影の話は少し気になってた」
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