番外編その七 拓ぼんの章

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俺「なんかあったの?」 ポン「ちょっとな。 悪いが今日はもう帰る」 俺「俺も行こうか?」 今のポンは普段と違う雰囲気がする。 止めた方がいい。 本能的にそう感じた。 ポン「いや、大丈夫だ。 それよりも、オヤジのことを見ててくれ。 憑き方は浅いと思うが、一応な」 んじゃ。 と言ってポンは帰っていった。 あ。 あの法則について聞くの忘れた……。 まあ、考え過ぎだよな。 この時はまだそう思っていた。 それから数時間後。 オヤジが目を覚まし、事情を伝えて俺達は国道の合流地点に来ていた。 オヤジ「それにしても俺が憑かれるとは…………」 福田「まあ仕方無いんじゃないか?」 オヤジだってあくまで一人の人間。 いくら霊感があっても完璧じゃないんだろう。 俺「で、ポンに言われた通り来てみたけどなんか感じる?」 オヤジ「今の所は何も。ただ、ちょっと違和感があってな…………」 違和感?
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