第1章

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好きな人を助手席に乗せるなんて初めてだから緊張しまくりで、スピードがあまりあがらない…。 安全運転なのはいいことだけど… 結局観光っていっても行くとこが思い浮かばなくて、日光東照宮にした。 熟年カップルかとか笑いあうのも楽しい。 高速のサービスエリアで休憩と食事を済ませたり。 夕方には泊まるとこも決めないと… 安い旅館でいいんだけど…。 何故に高そうなホテルにしますか? 蒼太さんは…。 「せっかく久しぶりに2人きりなんだしいいじゃん」 「お金もったいないよ…」 「俺、一年間お金無駄遣いしてないからお金持ちだよ」 「そなの?私は本とか沢山買いすぎかも…」 「だって、桐子はいないし。浩輔はラブラブだしでさ。桐子とまたうまくいくかも分からないしで。何気に寂しかった」 ちょっとシュンとなる蒼太さんがまた可愛い。 ホテルに車を止めて、着替えなどを持ちホテル内へ。 ルームサービスでご飯なんか頼んでちょっとリッチな気分。 私の仕事の話しや浩輔さんと絵里さんのラブラブの話しなどで盛り上がって、楽しいひととき― 好きな人と一緒にいるのってそれだけで幸せなんだね。
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