出張な夏休み

33/35
8697人が本棚に入れています
本棚に追加
/256ページ
意外としっかりした体に 飛び跳ねる勢いで抱きつく 「…うん、分かった」 穏やかな声が耳元で聞こえ 飛び付いた瞬間先輩の腕もしっかりとあたしを抱き留めてくれる 「……」 「……」 「……ちょっ」 光秀さんの慌てたような声 「まさか俺の前でイチャイチャすんのかっ つーかもうしてるけど」 「…空気読んでくださいよ… 今、取り込み中なんです」 「………と、取り敢えず俺の聞きたかった話は聞けたし。いーけど…」 「はい。では後ほど。」 先輩が喋る度に 息する度に動く体 密着しすぎて、妙に耳に響くけど それも心地いい  
/256ページ

最初のコメントを投稿しよう!