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忘れすはずがないよ
まだまだ残った君の陰が
光りの方向へと
一歩ずつ歩んでくんだ
僕の足はすくんで動かなくて
君の陰と僕の陰が絡み合った、この濃い陰から
君の陰だけが解かれていく
こんなの悲しいじゃないか
僕は歩けないのに
置いてくなんて酷いよ
この陰にも触れることはかなわない
だからひたすら地を這う
君との繋がりを繋ぎとめるため
必死にあがく
そんな風にあがくことが惨めなら
そんな風にできないことはどうなのさ
それはそれでつまらないでしょ?
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