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いろいろとあった。 楽しいこと。 嬉しいこと。 悲しいこと。 寂しいこと。 どれもよい経験だったと思う。 ここまで言ってしまえば分かると思うが、僕はこの学校の卒業生である。 別に教師になることが将来の夢ではなかったのだが、まあ人生いろいろってことで。 将来の夢を持っている若者に教師という立場上言うべきではないとは思うが、夢は叶いから夢なのだ。 話がそれてしまったが僕が教師になったのは個人的な目的の為だろうな。 最初に会った場所がここであり、最後に別れた場所もここであるから。 ここであるから、ここに居れば少しでも早く会えるような気がしたから。 それだけの理由である。 ――が。 なんで―――なかったの。 寝ていた時の夢の声。 あまりいい夢じゃなかったな。 夢と言うか過去なんだよな。 学生時代の記憶の再生みたいな感じ。 いろいろ考えていたら学校のチャイムが鳴り響いていた。 やばい、昼休み終わってる。 職員室に荷物取りに行かなきゃ。 最近毎日こんな感じだな。 そんな自分に苦笑してしまう。 ほんと、駄目だよな僕って…。 そんなことだから―――――そんなことだから今の世の中にしてしまったんだ。 でも後悔はしていない。 人の有るべき姿になったと思っている。
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