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体育館裏から戻ってきたおれを見て春日ちゃんは不安そうな表情を見せた。
「なんて言われたの?」
穏やかな声で聞かれて、自然と言葉が出てきた。
告白されたことを告げると春日ちゃんは動揺していた。
「…付き合う、の?」
そんな風に聞かないでよ。
期待するじゃん。
「付き合わないよ」
おれの、思い込みかなぁ。
勘違いしても良い?
春日ちゃんもおれを好きだって、思っても良い?
そっと心の中で呟いた。
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