《第1章》気づき

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「大樹!起きなよ」 結衣の言葉を聞きながら、だんだん目が覚めてきた大樹はぼーっとしながら起き上がるタイミングを計っていた。 その瞬間、布団がばっとめくられる。 「さみーーー!」 大樹の絶叫 最近の朝はこんな始まりばかりだ。 季節は12月 風が冷たく、ひんやりとして布団から起きるのが難しいこの頃。 優しい幼なじみは容赦なく布団をはがしてくれるのだ。
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