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急いで着替えをしてバタバタと階段を下りると、結衣が母親と楽しそうに会話を楽しんでいる姿が見えた。
「おはよう!結衣ちゃん待っているんだから、急ぎなさいよ!」
「うるせーわかってる」
母親の言葉を流しながら、2人の横を通り過ぎて洗面所にむかった。
顔を洗って洗面所で適当に髪型を整えようとしたが、ぴょんとはねた髪が言うことを聞かない。
(寝癖…最悪だ)
でも時間はない。
寝癖は諦めて、ダイニングに向かった。
テーブルの上のパンを口入れると、鞄と上着を着て小走りに玄関に向かった。
「結衣!行くぞ」
声をかけたと同時に玄関の扉を開き、自転車を出し始めた。
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