闇の中での一夜

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二人はランプが薄く照らす無駄に広い部屋で食事の支度をすます。 「じゅうたんの上じゃあ火は使えないから暖炉を使うぞ」 そう言うとオーガストは暖炉に薪を入れ、火をつける。暖炉の火はランプよりも周りを明るく照らし、薄々と天井が見えてきた。 「す、凄いなぁ」 アキラは天井を見て感動した。天井にはかなりの数の絵が描いてあった。 「アキラ、ナベよこせナベ」 「はいはい・・・・(汗)」 オーガストは相変わらず食事の準備で天井の絵を全く気にしていない。まさに"花よりダンゴ(?)"と言えよう。 「今度は野菜だ。アキラ、早くしろ」 「・・・・・わかったよ・・・・(汗)」
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