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「聞きたいか?そんなに聞きたいのか?」
「いや‥‥言いたくないなら別にいいや」
「聞けよ!いいか、俺達は親衛隊に配属になったのだ!」
「わー、すごーい!」
パチパチとテリーが拍手する。
カズーイはテリーに冷ややかな視線を送っている。
「貴様、わかってないだろ。親衛隊ってことはな、超エリートコースまっしぐらなんだぜ?」
「うん、おめでとう!」
能天気に拍手し続けるテリーに呆れ、カズーイは喋る気が失せてきた。
「‥‥ま、そういうことで、貴様とは二度と会うことはないだろうな。じゃ、せいぜい頑張れよ」
「うん。カズーイも頑張ってね」
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