そんなことより

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門の前ではテリーが多くの足跡を背負って倒れていた。 起き上がろうと顔を上げたところに、 ガンッ 「ぐふっ」 誰かがテリーの頭を踏んでった。 こんどこそ起き上がって砂を払う。 「いてて‥‥相変わらず凄いな」 「そうね」 メリッサはそれを見越していたかのように、門から出ていなかった。 「あー‥‥おめでとう」 「卒業したのは、あなたもよ」 「そういえば、そうだね」 メリッサはもう一度ため息をついて帰っていった。
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