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私はなにもできなかった ただ抱きしめることだけしか できなかった 『もう、大丈夫』 あんたを見たら 鼻水がだらだらで… 『ぷっ…』 思わず笑ってしまった あんたは 『なに笑ってるば!!』 恥ずかしそうに顔を真っ赤っかに しながら言った 『泳ぐか!いくぞ!ばか』 殴りたかった でも あんたがたったとき 太陽とかさなって 見えなかった いや見えなかったんじゃない あんたがとても カッコよく見えて殴れなかった 『早くしろよ、ばか』 目があった 思わずそらしてしまった 『なにしてんの?笑』 『別に…』 『よし!!ダーッシュ』 夜はみんなで先生の家に 泊まった 花火をしたり バーベキューをしたり 楽しかった またあんたと ふざけあえて良かった
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