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毎朝…毎朝
その女の子は来る
最近は2度も来てくれる
ああ…キミと喋れたら…といつも思う
キミは窓側の席
僕はいつもキミを見ている…
笑ってる顔
真剣な顔
泣いてる顔
でも…だんだん早くに意識が無くなる…
僕が眠っているうちにキミはいつものように水をかけにかきてるの?
もし喋れるなら…何度も『ありがとう』を伝えてるのに…
…あれ?
今日は誰も…来ない…
…………
今日も…来ない…
………………
今日も来ない…
キミのいない教室を見るのは…少し新鮮で…
寂しくて
悲しくて…
もう…わかっている…
僕は明日の朝に咲いたらもう…枯れると言う事を…
花は誰とも喋れないから自分の事がよくわかるんだ…
これ以上…綺麗に咲く事はできない…
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