見知らぬオジサン…その2

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仕事が慣れてきて楽しくなっていた時だった 私に、やたらと話かけてくるオジサンがいた。 『いつも頑張ってるねぇ。ホンマ偉いなぁ。』 私→そうですか?ありがとうございますf^_^; 『いっつも良い笑顔やなぁ』 →アハハッ、アリガトウゴザイマス! などと話していた。 そのオジサンは、いつも決まってアイスコーヒーを頼んでいた。 そして、数日たったある日……オジサンが来た この日のオジサンは、様子が違っていた 私が注文を受けようとすると、何やらモゾ2しながら、ボソッと 『お金無いんですけど…お金無いんですけど、アイスコーヒー下さい!』 →???…はい、アイスコーヒーですね。お会計は、〇〇〇です。 すると、オジサンが…『お金無いんです』と言う →(エッ!?全く?全然もってないの??てか、何で頼んだよ!?!?)と思いながら、えーっと、アイスコーヒー1つですよね?お会計していただかないと困るのですが…と言うと 『いや、お金がないんで』 そんな繰り返しで一向にラチがあかない様子だったので、社員サンを呼んだ 『お客様、お代を支払って頂かないと商品をお渡しするわけには、いきせんので』と言う社員サンに 『払いたいんですけどね、お金が無いんです………じゃあ、お水下さい』と言った まさかの水ッw(゚o゚)w!? その言葉に社員サンも思わず絶句……しかし、さすが社員サン、『商品を購入されていない方に水だけ出すっていうのは、ちょっとできませんねぇ。こっちも商売なんで。』とバッサリ切った でも、オジサンもこれで引き下がるわけがなかった。 『そうや、ここで雇って下さい!』 →ッ!!!!その場に居た全員がア然とした。(何を言い出すんだ、この人わ) 社員サンは、その場をなんとかやり過ごし、オジサンが帰った。 後日………またオジサンが来店。
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