序章 近づく恐怖

1/4
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ

序章 近づく恐怖

いつものように何も変わらぬ通り道を歩いていると一匹の犬が座り込んで、さゆりを見つめていた。しかし少しずつその犬は次第にさゆりの前から消えていく。不思議ながらと思いつつ家路へと急ぎ足で帰っていった。家に着くといつもいる母さんがいない…「どこいったんだろう?」いつもはどこかに出かける時は必ず玄関に置き手紙があるはずなのに…。今日に限って何もないのは何か変!さゆりは家の中を歩きながらお母さんを読んだが返事が無い…。一人の部屋で本を読みながら、{夜になればさすがに帰ってくるよね}そう信じて時を過ごした…。 数時間後、玄関の開く音がする。「ただいまー!ってあれ?電気付いてないのかよ!」うたた寝していたさゆりは起きだす!「パパ!?パパなの!?」ベッドから起き階段をゆっくりと降りて、明かりが見える居間の方へ歩いていく。「パパ!?」さゆりはホッと一息。忠貴「さゆり!!どうしたんだ!電気も付けないで!驚かさないでくれよ!」 さゆり「ごめんなさい!!驚かすつもりなかったんだけど…」互いに少し落ち着く。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!