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私は足早に来た道を戻ったので、お店の開店時間に間に合った。
―今日は、たっくさん楽しもう♪―
「今日はいきなり高いの飲んじゃおっかな~」
「マジで?大丈夫かよw」
「今日は良いことあったから楽しくすごしたいの。」
彼は私の言うとおりに次々とお酒や料理をもってきてくれた。
やっぱり彼はカッコイイ。本当に大好きだ。
「ゆいか、今度プライベートで遊ぼう?」
「ホントに?超嬉しい。」
「沖縄とか行っちゃう?」
「え、沖縄?遠くない?」
「沖縄嫌い?超楽しいよ?」
「超楽しそうだね。」
―まーた、お金かかるなぁぁ。―
「じゃあ、俺いつでも休みとれるから来月中に日帰りで飛行機の予約入れといてよ。」
―あ、しかも日帰りなんだ。―
「うん。わかった。日帰りでいいの?」
「俺と遊びたいコいっぱいいるからさぁ~。妬かれちゃうじゃん?」
「そうだね。モテるもんね。」
私は、深夜に帰宅してすぐにネットで飛行機の予約をとった。
散々飲んで分厚かったお財布もぺしゃんこになってしまっていたけど、お金はまだある。日帰り旅行くらい楽勝。
大金を手にしたとはいえバイトは今まで通りに頑張った。お金はあるにこしたことないから。
彼のお店に行くたびに彼と旅行でどこ行こうかって話で盛り上がった。だから私は以前に増して毎日が楽しくてたまらなかった。
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