心霊スポット〇〇公園

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『さて、〇〇川はもう少しみたいですね、着いたらさっそくテントを張りますから』 『りょ~かいです』 綾崎さんの返事を聞きながら、私はさらに公園の中心へ向かって歩いた。 …………………………………… 『部長、これ美味しいです!』 〇〇川に到着した私達は、さっそく河原にて薄いテントを用意し、深夜に撮影する場所や、探索をするポイントを打ち合わせている内に、あっという間に夕食の時間となっていた、午後2時過ぎに公園へ来たので、夕方になるのは早い、雪もすっかり溶けて、暖かくなってきたとは言っても、本格的な夏はまだ先の話で、午後の18時にもなれば日が沈み暗くなってくる。 キャンプの時は少し早めに食事の準備を始めないと、日が沈むまでに食事が間に合わなくなる場合もある、もちろん便利な機器類は無いし、仮にあっても電気なんてないのだから、もちろん使いようもない。 なので、持ってきた小魚の腹を裂いて肝を取り出し、丁寧に水洗いして、塩をふりかけ、焚き火で焼いたものと、炊いたご飯に温めたレトルトカレーをかけただけの大味な食事になる…キャンプで丁寧に食事など作っていたら、それだけで多くの時間を余計に費やしてしまう、だからシンプルで簡単かつ量が多いものが適当な食事となる。 『そうですか?単なる小魚焼きと、カレーライスですよ』
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