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入口前では、買物袋を持った黒薔薇と赤薔薇が居た。
「遅いね…白薔薇…っ…姉さん…」
「・・・・・・」
「・・・どうしようか?」
すると、黒薔薇が袋を無理矢理、赤薔薇の袋の上に乗せた。
「―!?」
赤薔薇はよろめき、黒薔薇は店の中へと歩き出した。
「お前は、そこで待ってろ…」
「え、ちょっ!!黒!!?」
そして、黒薔薇は赤薔薇の言葉を無視して店の奥へと消えていった。
「・・・また、僕、置いてけぼり…うぅ」
赤薔薇は、その場に沈んだ…。
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