Rose3 廃墟の村と橙と一人の男

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23  岩から渋々離れ、旅を始めた一行。 「ねぇ、どうして太陽沈まないのよ…?」  白薔薇は、前を歩くオレンに聞いた。 「なに?太陽…?」  振り向いたオレンは、何やら不可解そうな顔をしている。 「…ぇ、違うの?」  焦る。 「此処はな太陽ではない。ある村の化物のせいだ…この向こうにある」  そうオレンは言って、砂漠の向こうを差した。 「俺の村だ…」    
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