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俺の村、キャノーレ村は、怪しい男によって支配された。
そして、太陽が消え、それ以来、太陽は雲に隠れ、沈まぬ太陽となった。
夜など来ない。
「この光は、太陽の替わりを補っているだけだ…」
皆は気付かなかったが、オレンの口元が微かに上がった。
その話を聞いて、黒薔薇はオレンの視線から目を反らしていた。
彼は何を考えているのだろうか。
「…オレン。お前何故、黒百合の「さ、着いたぜ」
「!!」
オレンは何も聞いてないかのような顔で黒薔薇の言葉を遮って、砂漠の先を指差した。
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