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24
指差した先には、廃墟化したキャノーレ村だった。
村に入った黒薔薇達。
「俺はこの奥に住んでいる。着いてきてくれ。そいつを治す」
そう言って、ある一画へと向かった。
着くと、古ぼけた一軒家。
一つの部屋に赤薔薇は運ばれ、台の上に乗せられた。
「済まんが、こいつを押さえておいてくれ…いやチビは見ない方が良いな」
「ちょっ、チビって何よ!!?・・・もう、分かったわよ」
そう臍を曲げて、白薔薇は部屋を出て行った。
しばらくして、悲劇が部屋の中から聞こえてきた。
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