Rose3 廃墟の村と橙と一人の男

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  「あ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙あ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙――!!!!!!」  それは赤薔薇の声だった。  ドアの前に居た白薔薇は、あまりの恐怖に尻餅を着き、扉を凝視した。  それは、しばらく続いた…。  何時間経っただろうか、オレンと黒薔薇が部屋から出て来た。  白薔薇はハッと立ち上がる。 「ぁ…赤薔薇はっ?」 「・・・命に別状はない、成功だ」  そうオレンは言った。その途端、白薔薇はその場にへたれこんだ。 「よ、良かったぁ…」  力が抜けたようだと自分でも分かった。 「・・・さて、これからどうするんだ?」  ふと、オレンは聞いた。 「今、俺達は仲間を集めている…今は、黒、赤、白、そして、橙」 「そうか」  オレンは頷く。 「・・・このまま仲間が集まるだろうか」  ふと、オレンの言葉に黒薔薇は眉を寄せた。
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