紅の姫

不可抗力～始まりと出会い

１ヶ月後

ルーシエ家・領主書斎室

金髪で体格は標準だが筋肉はしまっており、とても５２歳に見えない体つきだ。身長は１７５ぐらいある

今、書類を整理している

コンコン

リヒト
「入れ」

ガチャ

入って来たのは腰まである赤い髪でスラッとしたスタイルに豊満な胸。４６歳に見えないほど若々しい

アレシア
「あなた………」

リヒト
「フレイのことか」

アレシア
「はい。この月でフレイは１７です」

リヒト
「そうだな」

アレシア
「…………もう、決めたのですか。フレイの婚約者」

リヒト
「聞くまでもないと思うが」

アレシア
「フォル公爵………ですか」

リヒト
「そうだ。まぁフォルは理由をつけて断るだろうが………………絶対に結ばせてやる」

アレシア
「どうして婚約を急がせるのですか？フレイに才能が……」

リヒト
「アレシア！」

アレシア
「！」

リヒト
「…………このままルーシエ家にいても兄達と比較して自分を呪うだろ。そんな苦しみから解放したいのだ。わかってくれ」

アレシア
「あなた………」