運命~かごの中の鳥

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今日の舞踏会はいわば私の結婚相手を探す為のものだ ? 「ごきげんよう。フレイお嬢様」 フレイ 「ごきげんよう。コームル公爵」 この人は私達と同じ四大貴族の1人でコームル家領主、フォル・ルン・コームル公爵 公爵は四大貴族に与えらる位 白髪のオールバックで細身で身長が高く50歳で知性があり武も優れた紳士的な人 私の婚約者候補で1番有力な方 フォル 「今宵は良い夜空ですね」 フレイ 「そうですね。雲あまりまりませんから良く星が見えます」 フォル 「えぇ。それに、お嬢様と見る夜空は格別に良い」 フレイ 「お上手ですね」 フォル 「お世辞ではありませんよ。……………お嬢様といつまでも一緒に夜空をみたいものです」 フレイ 「……………私が17になれば」 フォル 「ストップ」 フォル公爵は私の唇の前に人差し指を立ておいた フォル 「何度も言っていますが私は政略結婚を望みません」
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