全ての始まり

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『失礼しまーす』 職員室に入り、担任を探す。 「お前が姫路藍?」 声のした方を向くと明るい茶髪のまだ若い先生がいた。 『はい』 「担任の成田だ。よろしく」 なんか…キラキラしてる。 いかにも体育会系ですみたいな感じだな。 「遅刻はしないのと授業真面目にやってれば髪型とか何も言わないから」 『あ、聞いてます』 髪型とか自由ってこんな赤でもいいんだ。 先生自体明るい色だしな… 「その髪色いい色だ」 『そうっすか?』 カツラだから誉められても嬉しくないんだけどな。 「姫路藍…あーめんどくせぇ!藍でいいか?」 あ、この人本性はこっちなんだ。 『全然構わねぇっすよ』 「藍、クラスで紹介するからまだ待っててくれな」 『はい』 クラスでってことはみんなの前。 そこがみんなとの…昔の仲間とも2年振りに顔合わせだ。 .
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