キャプテン

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大蔵は自分一人でチームを作れるなどと思い上がるほど馬鹿ではなく、菜美の顧問としての成長と積極的な参加が必要不可欠であると考えていた。 大蔵に臆することなく、自分なりの考えを率直に言えるのは顧問としていい傾向だ。 一瞬面食らった大蔵であったが、その反応を素直に喜びうっすらと笑みを浮かべた。 「なるほど、よく観察してるしいい読みだ。でも菜美は他にキャプテンにしたいって思ってる奴がいるんだろ?」
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