NUMBER 1

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照れてる照れてる! ボス照れてる!何これ幻覚? あぁ~マーモン先輩いい仕事してるな~ 「う゛おぉい・・・」 「んまぁ、狡いわねぇボス」 『じゃぁ次スクアーロ先輩で、その次ルッスーリア先輩な!』 オレの言葉聞いて二人ともにっこりしてる これって、あれ? やっぱオレモテてね? 『おおおぉぉ!ボス!』 「施しだ」 おっと・・・ オレ今抱きしめられてんじゃん!!! なんかムッツリ先輩みたいな喋り方になった・・・嫌だな・・・ 施しになるのかコレ でもオレすげぇ嬉しい・・・ あれ、恋? 違うよな展開早ぇし! 『ひにゃ~ハグされちった』 「・・・ふん」 気恥ずかしさを紛らわすために鼻で笑われたんだろうな うん。やっぱりオレはすごい。 『よし!ボスありがとー』 ボスの膝から立ち上がると、オレは スクアーロ先輩にダイブ。 「う゛お゛!?」 『ぅえーい!』 突然抱き着かれても倒れないんだから さすが暗殺部隊だよね ってかさすが剣帝だよな!尊敬するし! 『むぁ~スクアーロ先輩~』 「う゛・・・くすぐってぇぞぉ」 スクアーロ先輩のお腹に頭をぐりぐりしてると 先輩がくすぐったそうに笑うんだもん 楽しいじゃん 「お前ホントに軽いなぁ」 『そう?じゃあ抱っこしてくんね?』 「おう。いいぞぉ」 いとも簡単に持ち上げられるオレ。 痩せ型なだけだし チビなんて認めないし 『ルッスーリア先輩、抱っこ代わって!』 「いいわよ~ん」 さすがムエタイ 筋肉の付け方が剣士のスクアーロ先輩とまるで違う でもあったかいのはボスもスクアーロ先輩もルッスーリア先輩も同じ みんなヴァリアーのこと、非情だとか冷酷だとか言うけど ホントはこんなにあったかいんだぞ 言った奴表に出ろ! 「ヴァリアーも、雨龍が来てから変わったわね」 『ぅえ?オレ?』 話わかんないんですけど ボスまで一緒になって話始めないでくれます? 「雨龍先輩は優しいですもんねー」 あ、新人幹部のフラン君だ まぁ、オレも新人だけど、フラン君より前に幹部に就任したんだよな。 オレ優しい? 明るいだけじゃね? 『優しいか?』 「もちろんですー」 普段無表情なフラン君まで笑ってる オレは笑顔の神様だ!!!
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