泡沫(うたかた)の夢

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「此所は共学ですよ?可愛い子なら他に居ると思いますが」 「俺はお前が良いんだ。で、答えは?」 「・・・ごめんなさい」 ペコリと謝ると、俺は屋上から出て行った。 当時の俺は、男と恋愛なんて考えた事もなく、直ぐに聖の告白を断った。 彼程の人だ、きっとあれは一時の迷いだろう。 そう思っていたのに、予想に反して彼は再び俺の前に現れた。
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