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二番目【ロイゼロ*病】
わかってる。
自分は君に一番に愛されていないと。
愛して
俺だけを見て
俺は一番に君を愛しているのに
「っか、はっ」
今日も君の苦痛に悩む声が聞こえる。
「俺だけを愛してくれよ。ゼロス」
「・・・・・・嫌だね」
拳に力が入る。
また、彼の唇が切れる。
「好きなだけ殴れよ。お前がそうしてる間は、俺さまはお前のことを好きになれないから」
挑発的に輝くアイスブルーの目が愛しい。と同じくらい憎たらしくて。
「ゼロス、愛してる」
「はん、好きにしろ」
俺の狂った感情、正しい愛に方向を変えるまで
俺はずっと「二番目」。
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