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欲しい。
君の
身体が。
精神が。
存在が。
全てが欲しい。
どんな手を使ってでも手に入れよう。
たとえそれが禁じられていたとしても
愛してしまったから
事実であることを
今更塗り替えるつもりはない
ただ、この欲望に沿って
君を追いかけ捕まえる。
「なぁ、アンタ」
風に靡く自分の髪と愛しい君の髪。
「なんだい、できそこない」
吸い付けるような流し目で振り向きながら意地悪そうに微笑む君をみて
「好きだぜ。」
欲しい、ほしい、ホシイ。
「勝手にするんだりゅん」
独占欲が強くなる。
「俺を虜にした責任、取ってもらうからな。ハスタ。」
「ハッ、あなたが悪いんだポン」
あぁ、
ますます欲しくなった。
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