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「あ・・・・・・る」
「え、ちょ、お前ッ!?」
スパーダはガバッと起き上がる。ハスタを下にして覆いかぶさるように抱きしめていたわけだが。
「あはは~。顔真っ赤デスヨ~できそこない君」
「・・・たりめぇだろ・・・もう一回言え」
スパーダとハスタが真面目な顔で視線を絡み合わせる。
互いの双眸をしっかりと捕らえ、離さない。
「あ い し て る」
「ッ・・・不意打ちだろぉ」
耳まで真っ赤にして顔を見られないようにハスタの肩に顔を埋めるスパーダ。
その頭を優しく撫でてやると「うぅっ、」と情けない声が聞こえる。
「すっげぇ嬉しいんだけど・・・本気にしていい?」
「是非~」
輪廻なんて関係ない。
大切なのは
今。
そして
この恋。
運命の舵は、今、方向を変えた。
fin。→あとがき
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