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「あなた……いつまでここにいるつもり?」
幽々子の発言に、奈津は眉をわずかにピクッと動かし、瞳を幽々子に向けた。
「ここは冥界。あなたのようにまだ生きている人間が、いつまでも居ていい場所ではないわ」
幽々子はお茶をすする。
奈津は視線を桜に戻し、こう返した。
「ここ、居心地いいし、源もいるから私の目的を果たすにはうってつけなの」
奈津はお茶をすする。
そしてさらにこう突っ込んだ。
「それでどうしたいの? 私に出ていって欲しいの? それとも……」
「殺しはしないわ」
幽々子は奈津の言い出そうとした言葉を先に言い、奈津の発言を止めた。
二人は互いにお茶をすする。
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