3人が本棚に入れています
本棚に追加
「う…もう飲めない…」
さっきからもう何杯飲んだだろう…
しかしあのティー・ポット、後から後から中身が湧いて来る。
しかも茶菓子は、ちょっと目を離した隙にもとの量に戻っている。
「ン~♪やっぱりこのクッキーはオイシイネー?」
「こっちのケーキもなかなかだね」
「やはり紅茶はストレートに限る…」
「お茶…飲んでない…zzzzzZZZZ」
なかなかに噛み合っていない会話をしている四人。
と。
「退け、阿呆が!!」
「は?」
振り返って見えたのは。
眼前に迫った、靴底だった。
「へぶあ…」
見事にクリーンヒット。
派手な音とともに、丸テーブルを飛び越えてその先の芝生に落ちる。
落ちる寸前、謎の襲撃者が優雅に着地するのが見えた。
最初のコメントを投稿しよう!