カイコウ

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「う…もう飲めない…」 さっきからもう何杯飲んだだろう… しかしあのティー・ポット、後から後から中身が湧いて来る。 しかも茶菓子は、ちょっと目を離した隙にもとの量に戻っている。 「ン~♪やっぱりこのクッキーはオイシイネー?」 「こっちのケーキもなかなかだね」 「やはり紅茶はストレートに限る…」 「お茶…飲んでない…zzzzzZZZZ」 なかなかに噛み合っていない会話をしている四人。 と。 「退け、阿呆が!!」 「は?」 振り返って見えたのは。 眼前に迫った、靴底だった。 「へぶあ…」 見事にクリーンヒット。 派手な音とともに、丸テーブルを飛び越えてその先の芝生に落ちる。 落ちる寸前、謎の襲撃者が優雅に着地するのが見えた。
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