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俺は部屋のドアを開けて、階段を降りて行く。途中つまずいたのは秘密だ。
「おはよー」
リビングに入ると母さんはソファーに座ってニュースを見ていた。あっズームイン!じゃん。
「おはよう夕ちゃん、今日から高校頑張ってね?」
「あーはいはい」
俺は母さんに素っ気ない返事をしてテーブルにある朝食を食べ始める。ってか頑張れる自信がない。どうせ中学とおんなじ事を繰り返すだけだし…。
正直この気の弱さを直そうと努力した。でもさ、人間やっぱりビビる時はビビるんだよな…。よく自分が制御しようとしても出来ない時ってあるよな?緊張する時とかさ。あれと同じような気がする。
「ごちそうさま」
朝食を終えて学校の準備をする。顔を洗い、歯を磨く。
ふと正面にある鏡を見ると真っ黒な毛と瞳。そして若干幼そうな顔をしている俺が写っている。なんて普通なフェイスなんでしょうかね…。
例えるならリッチーがストラト持ってるくらい普通な顔や。
歯を磨き終わり、制服をきる。母さんが高校でも成長するからって言ってたから少し大きめの作りらしい。
どうみても大きすぎだバーロー。
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