目覚めの刻
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―ごめん、ちょっと視てくれないか?憑いてるっぽい。― その手の力があると思われる話をしていた腐れ縁の事を思い出し、藁をもすがる気分でメールを送信した。 はぁ、はぁ…。 息をするって、こんなにしんどかったか? 今は耐えられるとはいえ、このままでは…。 意識を徐々に削がれながらも数分間、短いとも長いともつかぬ時間が過ぎてから指定の着信音が鳴った。
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