目覚めの刻

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私を除いた家族全員は霊が視えるという。 はいはい。と、無関心ながらに聞いていた。 そんなの勿論、信じられる筈がない。 視てないものを信じれと? 神やUFOも無論である。 宗教なんて神話以外に興味はないし、地球外生命体に心ときめかせるつもりもない。 なのだが、この件を切っ掛けにし、自分にも霊感があるのだと感じた。 その姿は視えないが感じる。 何故に視えないかをこの時は何も思わず、それを後に痛感するとも知れず…。
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