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-回想-
会見が終わり、会場からゆっくりと歩き荷物を持ち、駐車場に行くとそこには見覚えのある人がいた。
P『お疲れさま、か-め。』
『...山P。』
『かめの愛しい人から頼まれ、お迎えにきたよ。
さぁ、乗って。』
俺は山Pの車に乗り、会場をあとにした。
P『退院おめでと。』
『ありがと。』
P『明日から仕事って仁から聞いたけどホント??』
『うん。ったくお喋りだな、仁は。』
P『心配なんだよ、きっと。』
『そっか。』
P『あ、ここだよね??』
『うん、ありがと。』
俺は山Pにお礼を言い、車から降りた。
P『仁が部屋でしっぽ振って待ってるかもね。』
『わかる。』
P『じゃあ、また。』
そう言って山Pの車は発進した。
車が見えなくなるまで見送り、家に帰った。
中に入ると仁はソファーに座り、真剣な眼差しでTVを見ていた。
『...そんなに見てるとTV画面に穴開くんですけど。笑』
A『あ、おかえり。』
『ずっと、見てたの??』
A『うん、約束したし。』
『そう。』
A『疲れたでしょ??ここ座って。』
仁は自分の隣のスペースを手で、"ポンッ"と叩いた。
それに答えて俺はそこに座った。
A『...凄かった。』
『ん??』
A『いや、堂々とした姿。』
『乗り切ったって感じだけどね。』
A『かめ、俺らはさ、俺ららしくあれば良い。
それだけで十分だからな。』
『あぁ。』
A『分かればよろしい。笑』
-回想終了-
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