光への道筋

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田口が病室に戻った俺を、車イスからベッドに移してくれた。 『なのさ、仁。』 A『ん??』 『山Pに伝えといて。 助けてくれてありがとうって。』 俺は出来るだけ明るく言った。 A『あぁ、伝えとくよ。』 -T『かめ..。』 『ん、何??聖。』 -T『どうすんの??これから。』 『..どんな答えでも..。』 U『俺らはそばにいる。安心しろ。』 『上田..。』 U『どんな答えを出しても、俺らはちゃんと受け止める。』 『じゃあ、やめるって言っても??』 T『かめは辞めないよ。』 『田口..。』 A『そうだな。かめは辞めない。 かめは、そんな中途半端なことはしない。』 『..はは、お見通しってやつか。』 N『かめが赤西に隠し事をしようなんて無理なことだな。』 A『わかってんじゃん、中村。』 N『...中村じゃなくて中丸ね。笑』 『ふふ。笑』 N『やっとかめが笑った。』 俺は自然と笑みが溢れた。 こいつらが仲間だから、答えがすぐに出せるのだと思う。 『リハビリ、頑張るから。』 U『あぁ。』 『待ってて。』 -T『みんなで待ってるから、這い上がってこいよ。』 そうして、俺らは一層団結した。
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