第二章 刀と彼女と俺

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 最後に三つ目。俺が考えもしないすごい理由がある。これも捨てがたい。が、それをまず俺がまったく予想も出来ないので妄想するだけ無駄無駄無駄。浮かんだ理由の一つになってない気がする。  ということで消去法の結果二つ目を採用。まあ、違う可能性もあるけれど。というかまた本人に聞けばいいんだよね。  なのでまたまたレッツトライアゲイン。 「何故俺を死なせたくなくなったんでしょうかねー」  ものすごくいい加減な聞き方になってしまった。おかしい。こんなはずでは……なかったと思いたいなぁ。 「だから、気の迷い。私は別に、貴方のことをす」「ただいまー」  肝心なところを言い終える前に何か帰って来た。まあ、八雲さんとこの紫ちゃんしか有り得ないのだけれど。あ、なんか後ろに付いて来てる。  うーん、巫女さん?  なんか多くの人が想像してそうな巫女さんの衣装とは異なる気がするけれど、紅白の色合いとかがやっぱり巫女さんを想像させる。でもやっぱり腋(わき)を見せているのは気になる。あと可愛い顔立ちなんだけど、仏頂面というのもなんかなぁ。巫女さんって結構笑顔ふりまいてそうなイメージ。うん、これはあくまで俺の主観あるのですが。
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