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夏「………墨村」
良「…なつ、め?」
どうした、と良守が言う前に、何かが良守の頭に乗った。
ぐぇ、と蛙が潰れたような声を出した良守の頭に乗った『何か』を見て、夏目は目を見開く。
夏「にゃ、にゃんこ先生!?」
斑「…いやな妖気を感じて、近くを通ってみれば。
何をしておった夏目ぇ!」
たしたし、と短い手(前足?)で頭を叩かれる。
夏「ちょ、先生!墨村の頭から早くどいてくださ…っ!」
良守の頭の上で暴れるにゃんこ先生に、痺れをきらした良守が叫んだ。
良「…にゃんこ、下りろっ!」
斑「ぬぉ?!」
ねこつまみ方式で頭の上のにゃんこ先生を下ろす良守。
良「人の頭の上でよくも暴れてくれたな?」
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